[小ネタ]Auroraのフェイルオーバー優先順位の変更を AWS CLI で実施してみた
こんにちは。コンサル部のYui(@MayForBlue)です。
Aurora のフェイルオーバーの優先順位の変更を AWS CLI で実施する機会があったので、手順をご紹介します。
環境
実行環境のバージョンは以下となります。
- Aurora MySQL
- 5.7.mysql_aurora.2.07.2
- AWS CLI
- 2.0.0
使用するコマンド
フェイルオーバーの優先順位の変更をAWS CLI で実施するには、rds
コマンドのサブコマンドmodify-db-instance
に--promotion-tier
のオプションを指定して実行します。
modify-db-instance - AWS CLI Command Reference
手順
上記コマンドを実行するだけ...なのですが、実際にやってみたので手順をご紹介します。
検証用のクラスター、リードレプリカを用意しました。
デフォルトでは全てのインスタンスのフェイルオーバー優先順位が「1」になっています。
上記1インスタンスに対して下記のコマンドを実行して、フェイルオーバー優先順位を「5」に変更してみます。
aws rds modify-db-instance \ --db-instance-identifier test-db-instance-3 \ --promotion-tier 5 \ --apply-immediately
※ オプションについて
--db-instance-identifier
:適用するインスタンス名--promotion-tier
:変更後の優先順位(数値)--apply-immediately
:すぐに適用する
コマンド実行後、マネジメントコンソールでフェイルオーバー優先順位を確認すると、期待通り「5」に変更されていることを確認できました。
まとめ
Aurora のフェイルオーバーの優先順位の変更を AWS CLI で実施する方法をご紹介しました。
今回は Aurora MySQL で検証しましたが、Aurora PostgreSQL でも同様の手順で実施いただけます。
この記事がどなたかのお役に立てば幸いです。 以上、コンサル部のYui(@MayForBlue)でした。