[小ネタ]Auroraのフェイルオーバー優先順位の変更を AWS CLI で実施してみた

[小ネタ]Auroraのフェイルオーバー優先順位の変更を AWS CLI で実施してみた

Clock Icon2020.12.07

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こんにちは。コンサル部のYui(@MayForBlue)です。

Aurora のフェイルオーバーの優先順位の変更を AWS CLI で実施する機会があったので、手順をご紹介します。

環境

実行環境のバージョンは以下となります。

  • Aurora MySQL
    • 5.7.mysql_aurora.2.07.2
  • AWS CLI
    • 2.0.0

使用するコマンド

フェイルオーバーの優先順位の変更をAWS CLI で実施するには、rdsコマンドのサブコマンドmodify-db-instance--promotion-tierのオプションを指定して実行します。

modify-db-instance - AWS CLI Command Reference

手順

上記コマンドを実行するだけ...なのですが、実際にやってみたので手順をご紹介します。

検証用のクラスター、リードレプリカを用意しました。
デフォルトでは全てのインスタンスのフェイルオーバー優先順位が「1」になっています。

上記1インスタンスに対して下記のコマンドを実行して、フェイルオーバー優先順位を「5」に変更してみます。

aws rds modify-db-instance \
    --db-instance-identifier test-db-instance-3 \
    --promotion-tier 5 \
    --apply-immediately

※ オプションについて

  • --db-instance-identifier:適用するインスタンス名
  • --promotion-tier:変更後の優先順位(数値)
  • --apply-immediately:すぐに適用する

コマンド実行後、マネジメントコンソールでフェイルオーバー優先順位を確認すると、期待通り「5」に変更されていることを確認できました。

まとめ

Aurora のフェイルオーバーの優先順位の変更を AWS CLI で実施する方法をご紹介しました。
今回は Aurora MySQL で検証しましたが、Aurora PostgreSQL でも同様の手順で実施いただけます。

この記事がどなたかのお役に立てば幸いです。 以上、コンサル部のYui(@MayForBlue)でした。

参考リンク

Aurora DB クラスターの耐障害性

modify-db-instance - AWS CLI Command Reference

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